自己肯定感が高められる環境にどっぷり身をおき続ける経験をしないといけません。
具体的には次のような環境です。
- 否定されない
- 自分の意志が尊重される
- 失敗が咎められない
- 他人と比較されない
- できていることをちゃんと評価される
- 成功体験を積むことができる
- 自分の成長を実感できる
ストレスをストレスと感じにくい脳を育てるには、自己肯定感を高めることが大切だといいます。そうすれば、心理的安全性を確保できるのです。
心理的安全性が確保された状態になれば、脳の前頭前皮質への血流が滞らないそうです。
つまり、思考力、集中力、感情を抑える力などがよく働き、チャレンジする意欲も湧いてくるのです。
どうすれば自己肯定感を高められるか。
この本には、そのヒントがたくさん載っていました。
絶対に子供を否定しない。
そう決めてしまうのもいいのではないかと思いました。
そして、できていることを褒める。
例えほんのわずかでも、できている瞬間があれば、ちゃんと褒める。その1%を褒めるのが大切だと言います。自分でも気づいていなかったところに意識が向くと、そのいい行動が増えていくらしいです。
人の脳って、基本はネガティブなことの方が記憶に残りやすいということなので、親からのフィードバックは、素直な鏡というよりは、良いところを誇張して撮し出すようなカメラアプリのようなもので良いのかもしれません。
こんな自分でいいのだな。
こんないい一面も自分にはあるんだな。
そんなポジティブフィードバックを、子どもたちにしてあげたいと思いました。
もう一つのストレスに強い脳を作る方法としては、当事者意識をもってストレスフルな状況を解決していく経験を積むことです。
失敗や成功を含めた経験と、そこからくる予測能力が心の余裕を産むということです。