何事もならぬといふはなきものを ならぬといふはなさぬなりけり。
出典「近代日本の礎を築いた男 吉田松陰50の教え」
おそらく、想像できないほどに、制約や規則に縛られていた。そして、うまくやるための情報が一部の人に独占されていた。
そんな時代に生きていた吉田松蔭は、この言葉を父親への手紙に書いたのだそうだ。
できないよ。どうすればいいかわからないし。と簡単に言いたくなるそんな時代の常識や雰囲気に負けず、やらないだけだよと語ったのだ。
相当に頭が柔らかく、志が高くて、エネルギーに満ちている人なんだろうと思う。
自由で、情報に溢れていて、ある意味行動力のみで決まると言っても過言ではない今の世の中は、相当に恵まれていると思うけれど、そんな今だからこそ、この言葉の重みを感じなければならない。
やってないだけじゃないのか?