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仕事では共感しても同情してはならない/「EQ こころの距離の近づけ方」

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部下に同情してしまうと、こう決めたら彼に仕事のしわ寄せがくる、かといって、ああ決めれば、他とのバランスが崩れる … 。要するに、判断スピードが鈍り、決断ができなくなってしまいます 。

物事をスピーディに決めることができるマネージャーは共感しても同情はしない、という感情の使い方をします 。

出典「EQ こころの距離の近づけ方

仕事において、人を動かすときには、相手の感情を共有しつつも、同情はしないということなのだと思います。

人の評価を担っているマネージャーならば比較的仕事を振りやすい立場であるし、責任も負う立場なので、やるべきと信じたことをバシバシと人に頼んで、決定して、スピードを上げることこそが仕事だという割り切りもできるでしょう。

マネージャーではない立場ならば特に、どう納得して人に仕事をやってもらうかというところが一苦労であり、やはりこういう言われ方をするとうれしいだろう、いやな気はしないだろうという相手の感情を考えながら、人と接することが必要であり、それは結構骨が折れることです。

だからこそ、普段からいかに相手とのこころの距離を縮めておけるかが大事なのでしょう。

遠慮なく頼みごとをしたり断ったりできる関係。あの人のためならがんばろうと思える関係を作ることができればスピードは上がります。そのためには共感が必要だし、こころの距離を縮めておくことが大切ですが、近くなりすぎて変な遠慮が出てきたら、仕事は遅くなるし誤った判断をすることにつながるのです。

しかし実際は、誰かにとってやっぱり辛くなるような判断を下さないといけないときもあるので、なかなか辛いですよね。特にマネージャーは辛いと思います。