「威圧統御」は 、ふだんの 「心腹統御」があるからこそ生きてくる。心腹統御は部下からリーダーへの信頼だ。一方、威圧統御は、リーダーから部下への信頼だと言える 。
疲労の第1段階ならともかく 、第2段階の人は感情を抑えられなくなる。
部下を信頼していなければ厳しいことは言えない。反発だけが残り、団結が崩壊する可能性があるからだ。
ときには厳しいことを言って、方向を正したり、丁寧さや謙虚さ、ひたむきさなどに関するマインドを正すのは大切なことだ。
しかしそのためには、リーダーとメンバーの信頼関係ができていなければならない。
普段、穏やかにしてメンバーに任せているからこそ、厳しいことを言ったときには、これは大事なことだという強いメッセージとして伝わる。
お前ならわかるはず。そして、腐らず、反発もそこそこにして必ず戻ってきてくれるはずというメンバーへの厚い信頼がなければ、厳しいことは言えないのである。