「作ること」がエンタメなんだもん。更地でいい。むしろ更地の方がいい。
出典「新世界」
西野亮廣さんは、オンラインサロンやクラウドファンディングで得たお金で、えんとつ町のプペル美術館を作ろうとしている。まだ、更地だが、ここから美術館を作っていくプロセスを、エンターテイメントとして価値あるものと捉えている。
完成したものをハイッと受け取るよりも、「完成させるまでの苦労や達成感」に価値がある。キャンプやBBQだってそうだろう。
そして、すごい作品やプロジェクトに関わったということで得られる実績やネットワークが、その人の信用を高める。だから、お金を払ってまで、面白そうな仕事をしたいと手を挙げる人たちが生まれてきているのだ。
普段の仕事はどうだろう。会社の中にも、まだ更地のような、いや、むしろ、誰もやりたがらない荒地のようなプロジェクトがあるだろう。そこに飛び込んで、苦労しながら、形にしていく。面白そうと思える限り、それもやっぱりエンタメなんだ。その楽しみを奪うものがあるとしたら、工程管理や結果を早く出せというフォローだ。
やることはちゃんと自発的にやり、結果を出して、それさえうまくかわせたら、ややこしい仕事もエンターテイメントになる。いろいろな敵が現れるが、それを倒すというゲームなんだ。