これまで以上に 「信用 」が価値を持ち、これまで以上にコミュニティーが加速すると、これまで誰も見たことがない、キミだけの地図が現れる。
新世界だ。
出典「新世界」
Googleや Amazonのように、暮らしていく上で必要になるものを提供できる存在は強い。オンラインサロンを主催する西野亮廣さんが、そういうものを探して行き着いた答えが、地図である。
どうせなら、あの人から買いたい。そんな風に思えるネットワークを見えるようにした地図を作るんだという。この壮大なプラットフォームを作ろうとする発想もすごいが、これを、君だけの地図、新世界というキャッチフレーズで語れる才能がすばらしい。
よく知ってる人のお店がどこにあるかは、地図がなくてもわかっている。この地図の価値は、自分と同じ感性や価値観を持つ、ある意味信頼のおける、しかし、まだ知らないたくさんの仲間を探せるというところにあるんだと思う。
西野さんの考えを面白いと思い、心意気に共感する人だけが参加している世界であることが価値を生んでいるのだ。
同じ価値観を持ついろいろな人たち。そんな仲間が集まる世界、コミュニティには価値がある。
この本にあるのは、西野亮廣さんというカリスマを通じて、価値観を共有できる人がつながっている世界の話であるが、もっと自分の考えや心意気を発信することが大事なんだと感じた。もし共鳴してくれる仲間のアンテナに届けば、そこを起点に、ぼくらの世界が広がっていく。