「解決 」を提供することはあっても、「終結 」を提供してはならない 、だからこそ常に 「火種 」を提供し続ける 。これがアメリカ人の作ったビジネスモデルです 。恐ろしいですが、事実です 。
医薬品でもサービス業でも、戦争でもそうですが、解決を提供することはあれど、完全なる終結を提供しないというビジネスモデルが結構あります。歯医者さんさえもそうなのかもしれません。
最後の一線はあえて超えない、トドメをささないという判断が、価値や商機を継続させていくためになされているのです。
仕事では、お客さんの要望にできるだけ応えきりたい気持ちになりますが、ビジネスなのですから、そういうしたたかな発想があってもよい。
そして、そこまで意図せずとも、お客さんの要望は大きくて応え切ることは難しいことが多く、完全に満足させきることは難しいのですが、そんな状況を卑下しすぎることもない。そんなふうに思えてきました。
お客さんの期待を大きくさせすぎると次に出てくるのは不満になりますから、普通の努力で合格点をとる形で対応していくのが、継続のコツだというのは、前回の本「汗をかかずにトップを奪え!」にも書いてありましたね。