面倒くさい人ほど 、周囲は合わせるのに疲れるものです 。自慢話 、相談 、口説き 、愚痴 … …主役の行動にいちいち振り回される 。だからこそ 、それを上手にさばく柔軟さ 、 「脇役のプロ 」の技術が冴える 。これこそが一流ホステスが持つ職人芸なのです 。
指名される技術として、面倒くさい人の自慢や愚痴、相談をうまくさばく柔軟さが挙げられています。皆が避けたくなるこのような人への応対をうまくやってのける技術は、並大抵の覚悟では身につかないのでしょう。
会社などでは仕事を進めていく中での関係性もあるので、ついつい仕事の中身での勝負に軸をおき、面倒な話は避けたくなりますが、わがままをうまくさばく技術はやはり大切です。
「一流ホステスが持つ職人芸」ですから、よほど意識して高めていく必要がありそうです。
うまくやる土台として「とにかく引き出しをぶちまけさせること」や「共犯意識を持たせること」などで信頼感や共感を得ておくことも本書には書かれていましたが、「うまくさばく」ためにはそれらをフルに動員していくことになるのでしょうね。
わがまますぎるよなぁと愚痴っている場合ではなく、ワガママどんと来い!という感覚になる感じなのですかね。難しいですが。