つまり夢というのは 、夢のほうから遠ざかりはしないです 。必ず自分のほうが遠ざかるんですよ 。夢は全力で伸ばした手の指先の1ミリ先にある 。(中略)
でも、これがやがて必ず届くんですよ 。体が伸びる 。それが、もしかしたら成長なのかもしれないし 。
出典「秋元康の仕事学」
夢は意外に近くにあるらしい。
手をめいっぱい伸ばした指先の1ミリ先。
それくらい、もう少しのところ。
1ミリとはいえ、届かないものは届かないんでしょと賢く生きるのではなく、1ミリなら届くかもしれないと楽観的にバカになれるかどうか。
1ミリくらいなら、何かの間違いでもいいから届くのではないかと信じる。そう信じることができれば、1ミリずつ、夢に近づく努力ができて、ほんとうに届いてしまうことがあるのだ。
信じていれば、その夢が言葉に出たりして、周りの人の協力を得られたりする。
そうしていつか、ほんとうに届いてしまう。
信じるということは、それほど大事なんだ。
秋元康さんは、自分には能力があると思ってるのではなくて、自分は運がいいと信じてるという。人間はそれほど変わらないというのがベースにあり、世の中は98パーセントが運であると考えているのだ。
だから、自然体で、謙虚に、目の前のことに向き合い続けられるのだろう。