きっとできるという強い自信を持つとともに、自分にはコントロールできないことがあるという深い諦念を持つこと、言い換えるなら、情熱を傾けるとともに結果に執着しないこと
すべては自分の思い通りになる。という「かたくなな確信」は、どうしようもないことだらけの世の中を生きていく上で、邪魔でしかない。
トーマス・エジソンの名言「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。」は、努力が大事だと言いたかったのか、努力だけでは足りないと言いたかったのか定かではないが、ボクらの努力は必ずしも実るとは限らない。だから、かなりの部分を偶然や運に支配されていることを忘れずに、謙虚に努力するほうがよい。
「偶然は準備のできている人を好む」という。それをセレンディピティという人もいるが、準備や努力を重ねてきたから、アンテナが立ち、気づけることがあるのだろう。
結果に気を取られずに、自分がやれること、つまり「今」に集中する。それが大事なのはわかる。しかし、「得られた結果」にも執着しないという生き方ができたら、そりゃカッコいい。情熱かけた分だけ、普通は結果を求めてしまうから。
そこそこ好きだからやる。結果は運にも依るところが大きいが、自分はそこそこ「(運を)持っている」という心の持ち方じゃないと、しんどいかもしれないな。