「人が思いつかないようなアイデアを出せるようになりたい」というのなら、抽象度を上げて知識を増やし、ゲシュタルトを大きくしていくことです。そして、課題を頭の中に放り込んでおくのです。
答えを求めて下手に筋道を追うといけません。「ひらめき 」は論理からは生まれません。「ひらめき 」を生むのはゲシュタルトです 。
ゲシュタルトとは、「全体と部分との双方向の関係」のことを言うそうです。全体は部分から成るとはいえ、全体がわからないと部分もわからない。ミクロとマクロの視点を往還することで、物事の本質をつかむことができるのです。
だから、「論理」すなわち「部分」にとらわれてはなりません。
現場で具体的な話をたくさん知った上で「これってどういうこと?」と考え、抽象度の高い知識に変える。そしてまた、現場で起きていることに目を向けて、その意味や原理を改めて知っていく。そういうことの繰り返しが、ひらめきを生む源になるということなんだと思います。
抽象的知識と具体的知識のパターンをたくさん頭に入れておくようにするのが、アイデアを生むための勉強法なのですね。