2017年に Bone誌に掲載された論文によると、平均年齢44歳の男性を対象に 12か月にわたって筋トレ、もしくはジャンプトレーニング (片脚 、もしくは両脚ジャンプを 40─100回 )をさせたところ 「スクレロスチン」という骨形成を阻害するタンパク質が減少し、逆に骨形成を促すIGF-1(インスリン様成長因子 )の分泌量が増加することが明らかになりました。(略)
中─高強度 ( 40─80%1RM)の強度でトレーニングをすると、6か月後に脊柱の骨量増加 、 12か月後には骨盤の骨量増加が認められたとの報告もしています。
筋トレは、骨も強くするらしい。
しかもあまり強めの負荷ではなく、1回持ち上げられる負荷(1RM)の40-80%の軽めの負荷でいいのだ。
これまで聞いたことのあった、筋肉の繊維を壊して、超回復をはかるというだけが筋トレなのではない。筋トレによってよいホルモンが出るのだ。
骨粗鬆症など、加齢に伴う骨の老化も筋トレによって改善するのだから、ますます筋トレはアンチエイジングのソリューションになるだろう。