「誰も見たことがないもの 」は、「誰も求めていないもの」と紙一重。理想は「本来はそこにあるはずなのに、なぜかない」ものを「補充する」くらいの感覚です 。
この「半歩」の歩み寄りが重要で、ユーザ ーと同じ目線で判断できるようになり、今この瞬間にユーザーが求めているものの中心を射貫くことができるんじゃないか、と思うわけです。
新しいモノを考えようと鼻息を荒くし、見たこともないモノを生み出せたとしても、それは誰も求めていないモノだったりする。
やっぱり人は、どこかで見たようなモノじゃないと、なかなか受け入れられないのかもしれない。
だから、「ありそうで、無かったもの」が、やっぱりいいらしい。
スゴイものを考え出そうと、助走をつけたりせずに、今の世の中をよく観察して、みんなの気持ちをよく感じて、こんなのあったらいいのにという問題を探して、半歩前に出るくらいのスタンスがいいのだ。