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好奇心と想像力が世界を上書きしていく/「お金2.0」

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「かくあるべき」 「かくあらねばならない」などということは本当は存在せず、人間はどんな空想も現実に変えることができ、どんな存在を目指すこともできます。必要なのは、アインシュタインの言う通り「好奇心」と「想像力」を絶やさないことです。

出典「お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

知識には限界がある。アインシュタインはこう言っている。

今、ぼくらを取り巻いている常識や固定観念は、想像の産物にすぎない。お金や国家や宗教、理念など、想像により生み出されたことがたくさんの人々に共有されて、世の中は回っている。

お金とは何なのかについては、この本に丁寧に書かれているが、お金をベースに成り立っている今のシステムにおいて、資本家たちのお金は行き場をなくしつつあり、新しいテクノロジーの出現も相まって、価値が下がり始めているという。この想像の産物で回ってきた世界も転換点を迎えているのだ。

世界を上書きするときの、そのはじまりは、好奇心と想像力だ。想像の産物を生み出すのはやはり、想像力ということだろう。そして、それを現実にするためのテクノロジーの進化に道を与えるのも想像力なのだ。

好奇心を持って世界をフラットに観察し、今ある世界が決して必然ではなく、発展途上や一つの結果にすぎないという考えを持ち、新しい世界を想像することで、コトは始まるのだ。