リモートワークが可能になると、単に出社すればいいわけではなく、その人に何ができるかが問われるようになります。
落合陽一さんのこの本には、テクノロジーが世の中をどう変えるかということが書かれています。
そのうちの一つとして、5Gなどの通信環境の進歩が、働き方を変えていくという話があり、リモートワークの実現によって、その人に何ができるのかという存在意義が問われるということです。
これは、働き方改革の波を受けた新制度をいち早く取り入れて、在宅ワークを始めた若手と働いていて、肌で感じていたことでした。
リモートワークする人は、出社しなくても、やることをしっかりやっているということを示さねばならないので、過渡期の今は尚更、その問いが厳しいものになっているのかもしれません。そして、リモートワークしてない人にとっても、会社にいることの意味を改めて考える機会になっています。
単に、効率化が進むというような話ではなく、テクノロジーによって、やり方が変わり、それによって、価値観や重みに影響が出てくるということなのですね。