遊びというのは多様で、複雑で、変化に富んでいる。やってみなければわからない要素が強く、つねに修正をかけていかなければ楽しめない。正解主義で、遊びはできない 。
出典「本を読む人だけが手にするもの」
成熟社会を生きていくボクらには、すでに存在する要素をうまくつなげ、価値あるものを生み出す力(情報編集力)が求められる。
「読書」は、その力を磨くための効果的な手段であるという。
その他の手段として挙げられているのが、子供時代の遊びである。
遊びとは、身の回りにある使えるものをうまく使い、ルールを修正しながら、楽しみを見つけていく行為であり、これは情報編集力の土台になるというのだ。
大人にとっては、旅に出ることも良いらしい。あえて不便な状況を楽しむCAMPなどは、とても良さそうだ。
予定調和ではない世界にあえて飛びこみ、何かをものにするという経験が良いということなのだろう。しかしそうであれば、大人になってからも、日々の仕事で十分鍛えることはできると思われる。ルーティンな業務をミニマムとし、あえて舗装のない道を切り開かねばならないような、チャレンジングな環境に身をおけばよいのだ。
責任はつきまとうのは仕方がないが、感覚として、仕事を遊びに変えてしまえばいいのかもしれない。