むしろ、自分の不得手な分野、目からウロコが落ちるような内容、あるいはこれまではまったく興味が湧かなかったことに目を向けるべきだ。意図的に 「異質な回路」をつくり出すことが、受容体の形状や質を多様化させる。簡単にいえば 「乱読 」ということになる。
出典「本を読む人だけが手にするもの」
本を読むことで得られるものとして筆者の藤原和博さんが挙げているものの一つが「作家の脳のカケラ」である。
それらを自分の脳につながることで、モノの見方、味方を広げることができる。世界が広がるのだ。
そして、脳の受容体を活性化させるためには、あえて興味の湧かなかったものを読むことが効果的だという。
興味に従っていく読書も良いが、あえて不得手なものを読んでいくという戦略的な読書もやっていこう。そう思いました。
これは読書に限ったことではなくて、あえていつもと違う道を通るとか、思い切って新しいコミュニティに参加するとか、そういうことすべてがそうなのだろうから、やはり、いつもどおりの行動ばかりしていたら、世界は広がらない。あえての行動が大切なのだ。