タッチパネルなどの技術・アイデアも、ゼロックスの研究所から得たものである。「臆面もなく盗んできた」のだ。
だが、これらはアップルというフィルターにかけることによってまったく新しい魅力を持った製品になり、世に浸透した。
出典：「スティーブ・ジョブズ 人生を変革する言葉」
「臆面もなく盗んできた」とジョブズは言っている。
まだ注目されていない技術の将来性を見抜き、製品に取り入れる。それは何も悪いことではない。むしろ、それまで世に浸透していないものに光をあてて、浸透させるセンスこそがすごい。
おそらく取り入れ方が絶妙で、トータルとしての価値を高められるような仕上がりなのだ。そのかわりオリジナルを超えろと言っているから、そこにこだわりがあるのだ。
つまり、すでにやられていることに嘆く必要はなく、全く新しい発想を生み出すことに執着しすぎることはなく、すでにあるいいものも取り入れて、オリジナルを超えていけば良いのである。
