意味を見出そうと一生懸命考えていくと最後には意味なんてなんにもないんじゃないかと思うようになった 。人生は舞台の上で 、僕は幻を見ている 。人生は暇つぶしだと思ってから 、急に自分が軽くなって 、新しいことをどんどん始められるようになった 。たかが人生 、踊らにゃそんそん 、である 。出典「諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉」
普通でいい。
そうは言われても生まれてきたからには意味のある人生を送りたいと思ってしまう。
為末さんは、競技人生の前半は意味のある人生への想いを動機にしてきたが、世界大会でメダルを取ってからは、そんな気持ちは冷めたという。
その境地に到達するために、やはり意味や目標を強く考えて動機付けることが必要だっただろう。そして、ゴールにほぼ到達した人だからこそ言えることなのだろうが、意味なんてものはないのかもしれないということだ。
人生は暇つぶし。
いまやりたいことをただやればいい。こちらに意味があって、そちらには意味がないとか、そういうことはないのかもしれない。