どうしてみんな、六太の言葉に耳を傾け 、共感し、強制ではなく自分の意思として行動 (協力 )するのでしょうか。それは、六太が口先だけでなく実際に誰よりも知恵を絞り、誰よりも多く動いて物事の 「流れ 」を作り、そこに周囲を巻き込んでいるからなのです 。
自分が何かを成し遂げたいと思ったら、誰かにそれを伝えることがスタートになる。「WHY」をしっかりと語り、仲間の共感を得ることからすべては始まるのだ。一人では大したことはできないのだから。
しかし、どんなに雄弁に語ったとしても、口先だけでは他人の協力は得られない。
自らがまず率先して考え、誰よりも知恵を絞り、誰よりも行動する必要があるのだ。
ただ、誰かをリードすることって、やっぱりしんどいよなと思う。正直、やりたいことじゃないと、やってられない。でも、そうやって誰かがまず本気で動くことで、「面白い場所」とか「やってやろうじゃないかという機運」が生まれるのも確かだ。そうして、そんな「流れ」が自分にも跳ね返ってきて、そのことが「やりたいこと」になったりするんだと思う。
そんなにみんな、やりたいことが見えている人間ばかりじゃないけど、そういうのはあると思う。「そんなに嫌いじゃないこと」なら、やっていけばいいんだと思う。