世の中にはロジックや数値で説明できることもあれば、できないこともある。
そして、後者については熟練のうちに共感可能な佇まいで判断できるということも大事な指摘なのです。
定量的な数値や論理ではとらえられないトレーニングによる暗黙知の価値がこの世界には存在するという認識を持っているだけで、物事の見方はずいぶん変わってきます。
骨董屋さんは、ホンモノかどうかを、そのモノが持つ「佇まい」で見分ける。という話が面白かった。
論理や数字では説明できない直感的なことが大切になる世界がやはりある。それを知っておくことは確かに大事だ。
根拠や合理性を絶対的なものとして扱うのは疲れるし、思考の限界を作ってしまう。
「佇まい(たたずまい)」という概念がとても印象的だった。
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書
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落合 陽一 小学館 2018年11月29日