与えられた仕事を段取りどおりにこなす 。そうすれば失敗しても大きな傷は負わないだろう。しかし、そんな予定調和からは何も生まれない。無理と言われたら突破する。ダメだと言われたら強行する。
出典「死ぬこと以外かすり傷」
個人としてやりたいことをやるために、まず勝手に話を進め、必死に辻褄を合わせ、そのストーリーを作る力と熱狂により人を巻き込んで、コトを実現していく箕輪厚介さんのエピソードが、この本にはギュウギュウに詰まっている。
組織に属する者が避けてしまいがちなところを、彼は思い切り踏み越えて、生きている。
「人は危うさに惹かれる」というが、あいつはマジか!と思わせなければ、気にも止められないのは確かだろう。失敗を恐れず、突破していくには、最悪、組織に頼らずとも生きていけるさという自信が必要だとは思うが、セーフティゾーンから半歩でも踏み出した方が、おもしろい世界を作れる。
例えば、その場で回答せず上司と相談したくなったとしても、チャンスがきたらとにかく「やります」というくらい、個人でリスクをとる人間が人を魅了するのだ。個人としての覚悟を人は感じ取るのだ。
半歩でもいいから、そちら側に踏み出そう。
個人の覚悟を示すことをもっとやっていこう。
この本については、こちらにまとめたので、ぜひどうぞ。