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どん底の時でも励ましてくれる存在がいること

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1つだけ 、私がもう一度起業を決意できた理由を挙げるとすれば 「決して諦めなかったこと 」と言うしかない 。

どん底の時期にも 「諦めるな 」と励まし続けてくれた先輩や仲間の存在が 、私を救ってくれたのだと思う 。

出典「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由

エスグラントという不動産企業を設立し急成長させた杉本宏之氏。リーマンショックの影響で負債を抱え、民事再生を申請したが、そこからまた再起して、同じ規模のグループを作り上げた。この本は、その壮絶な日々が生々しく語られた一冊であり、その最後にこの文が書かれている。

起業家たちは、それぞれの男気というか価値観に基づいて、資金援助をするかしないか、会社を売るか売らないか、どういう形で会社をたたむかというような大きな選択をしていることがわかった。

壁にこぶしをぶつけて壁が血だらけになるほどの悔しくてどうしようもない状態を耐え忍びながらも、自分だけ早めに資金を確保しつつ逃げるようなことや、汚いことはせず、大事な人たちへの恩義は忘れないように精一杯やる姿勢を貫いたからこそ、また何かやろうという気持ちを支えてくれる人たちの信用を失わずに済んだのだろう。それにしても、壮絶なストーリーだった。