逆上されたからといって、すべての原因が夫なのではないのである。だから、原因を真面目に究明しようとしても、公明正大に改善しようとしても、まったく埒が明かない。女はただ怒るために、怒っている。
本人も気づいていないけれど 。 … …そう、女は、本当のところ、かなり理不尽なのである。
出典「妻のトリセツ (講談社+α新書)」
この本の目的は、妻から夫へ放たれる10発の弾を5発に減らそうというものだ。前書きにハッキリとそう書かれている。
脳科学な知見から妻たちの不機嫌の理由を解説してくれており、いくつかの対策が提案されているが、それでも5発は食らうのはやむなし。むしろそれでいいというのだ。
彼女たちが日々向き合ってくれている、細々とした家のことや子どものことが絶え間なく押し寄せる中で、大きなストレスがかかる。
その放電先はやはり必要なのだ。
その役を夫は買って出ようではないか。
理由があるはずなのに理由がわからないままに被弾していると、悩むことになる。
理由なんてないらしいから(女性の筆者が言うのだから本当?)、悩むのはよそうかな。