よく考えてみれば、オヤジ自身が、すぐにやってみる、試行錯誤してみる、とことんまでやってみる、という姿勢を見せてくれたからこそ、3兄弟もそれを手本に夢中になれるものを見つけることができたのでしょう。
子供たちには、そこそこの暮らしを送れるようになってほしい。
よい仕事を見つけられるだろうか。
そのために、どの学校に通うのが良いだろうか。
親としては、そんなことが気になります。
しかし、いちばん大事なのは、子供たちが夢中になれることに出会えることだとこの本では語られています。
そう言われるとその通りですよね。
子供達には幸せになってほしいのだけれど、そのために何が必要なのかをよく考える必要があります。
手段が目的になってはいけない。
学校生活を通じて、最低限の知識や対人能力を身につけることを期待したいですが、その上で、子供たちが夢中になれる何かに出会えるならば、どこの学校に行かないといけないというのはもちろん、学校に行かないといけないわけでもない。
そういう本質をこの本は教えてくれました。
そして、子供たちが夢中になれることに出会うためには家庭の教育が重要と言います。
その手がかりはとしては、まず、親である自分たちが好きなこと、素晴らしいと思っていることを、子供と一緒に体験することにありそうです。
やってみたら、もちろんうまくいかないこともあるでしょう。
そしたら、一緒にあれこれもがいてみる。
そういう試行錯誤の経験がまたいいのですね。
そして、遊びを通じて、面白いことがこの世の中にはあるということを知ることができるし、何かに夢中になるときの姿勢を学ぶのだと思います。
自分が興味あることを子供たちと一緒にとことんやってみよう〜。