「自分はお前たち(選手)を信頼している、というメッセージを伝えることに成功しているからです。これこそがコーチングにおける『アート』です。
絶対に勝たなければならない試合で、カギとなる場面がいきなり到来したときに、意外な言葉をかけることで、選手たちに自信を持たせたんですから」
エディ・ジョーンズさんいわく、コーチングはアートです。
めまぐるしい状況を観察しつつ、選手たち一人一人の力を引き出して、チームとして大きな力を生み、勝つこと。そのための戦略を考えるとともに、それぞれの選手たちに合う言葉で、これを伝えなければなりません。
この本で何度か登場するのが、サッカーのグラウディオラ監督です。もつれ込んだPK戦の前に、彼が選手たちに語った言葉が、ややトリッキーでしたが、とにかく選手たちを信じてるということをシンプルに伝えるすばらしいものだったそうです。
とにかく信じてるよということをプレイヤーに伝えることが、コーチにとって大事な仕事であり、どんな風にそれを伝えるかというのは、まさにアートなんですね。
ギリギリと厳しい言葉で追い詰め、プレッシャーをかけるだけでは、プレイヤーの力は引き出せないわけです。
親として「いいよ」と言ってあげられるかという宝槻さんの話と、完全にシンクロしました。
信頼しているぞというメッセージを子供に伝えること - 1分★読書