リーダーシップが生まれにくいのは、日本人が軋轢を避けたがることにも起因している
エディジョーンズさんによれば、日本人にはリーダーシップが生まれにくいということです。
そして、それは日本人が軋轢を避けたがるからなのだそうです。
必ずしもそうではない気もしますが、たしかに日本人は議論やディベートに慣れておらず、自分の意見を述べて、意見が相違したときの面倒くささをまずは想像してしまう傾向にあるのかもしれません。
相手にハッキリとしたボールを投げて、相手は、また自分の意見を投げ返してという直球のやりとりではなく、ふんわりとイメージを伝えて、空気を感じながらお互いの意見を擦り合わせていく。それが日本の傾向なのかもしれません。
これには、協調性や他人への配慮を大事にするという良さもあるのでしょうが、スピードが求められるチームスポーツでは、これは不利だということでしょう。
フェアに、自分はこう思いますということを伝え合うスタイルを持つプレーヤーといえば、サッカーで言えば、本田圭佑選手を思い出します。
はっきりと自分の意見を言えること。
フラットに、チームが良くなるために話し合えること。
これらはスピードが求められる組織に求められることであり、リーダーに必要な素養なのです。
意見を受け取る人にあった伝え方や、その人との人間関係の構築はやはり大事で、それらは大前提なのでしょう。
むしろ、後腐れを持ちやすい日本人にこそ、しっかりとした人間関係の構築が、リーダーシップをとるのには欠かせないのかもしれません。