友だちとのもめ事やケンカで心が痛い思いをする、受験に失敗したり、スタメンに選ばれなかったりという挫折を味わって心が傷つく。
そのような経験をして、そこからどうにかして立ち上がっていくことでしか心の抵抗力は育まれていきません。
出典「「自分のアタマで考える子」の育て方 」
これからの世の中では、逆境に強い人(逆行指数AQの高い人)が求められるのだそうです。
そのためには、痛い目にあいながら、あるいは、理不尽な目にあいながら、それを乗り越えるという経験を積まなければなりません。
だから親は、子どものチャレンジを半目で見守ることが大切であり、失敗しても大丈夫だと励ますことなのかもしれません。
ついつい、チャレンジするには、まずは自信が必要だろうから、成功体験をさせてあげたいという風に考えてしまいます。
しかし、そうなると、先回りと心配する気持ちが膨らんでくるので、この本で筆者が繰り返し述べている、生きる力を育てることには逆行してしまいます。
大丈夫だよ。
そう言い聞かせながら見守っていくことが大切なのです。
そして、チャレンジするための自信は、親が無条件に、子どもたちを愛していることが伝われば、自然と生まれてくるのだと言います。
心配する気持ちや、褒める言葉などが、条件付きの愛として、伝わらないように、気をつけたいと思いました。