目の前の世界を、「そういうものだ」と受け止めてあきらめるのではなく、比較相対化してみる。
そうすることで浮かび上がってくる「普遍性のなさ」にこそ疑うべき常識があり、教養はそれを映し出すレンズとして働いてくれるということです。
目の前で行われていることを、そんなもんだよねと無条件に受け入れている限り、イノベーションや新しい発想は生まれてきません。
なんか変じゃないの?とか、もっとあるべき姿があるんじゃないか?という疑問を持つことができるかどうかが、その一歩目となります。
そしてそれは、教養があるかどうかによるのだと筆者は言います。
教養とは、空間や時間的な知識の広がりであり、歴史や哲学、世界の文化を知っていることが大切のようです。
ひととおりのことは既にやられていっている最近の世の中だからこそ、イノベーションを起こすために、広く教養を身につけることは欠かせないわけですね。