「このまま勉強しなかったら、どうなると思う?」
さらに「最悪の未来」を想像させます。 「このまま勉強しないで、学年ビリをとったら、どんな気持ちになると思う?」
これ以上は何も言いません。子どもが自発的に考え、動くのを待ちます。
子供が勉強や練習などをせずに、ダラダラと過ごしていたとしたら、親として、指導者として、どういう言葉をかければ良いのでしょうか。
人間には、本能的に痛みを避けるため、もしくは、快楽を得るために行動するという行動原理があるそうです。
子供が、目の前の快楽しか想像できていない場合は、今の行動によって引き起こされるであろう最悪の未来を想像させて、自発的な行動を待とう。
それが筆者のアドバイスです。
ポイントは、勉強しなさいなどと、直接的に行動を言及するのではなく、未来を想像させることに留めるということなのだと思います。
そうでなければ、やらされ感が芽生え、言われたから仕方なくやる。言われなければやらない。という良くない状態に陥ってしまいます。
親がガミガミとうるさく言うことで子供に苦痛を味合わせ、子供を動かすというのもあるのでしょうが、自発的に動きたいと思えたかどうか、その納得感が大事なわけですね。
今の瞬間を大切に生きている子供たちに、未来を想像する視点が不足がちなのは、ある意味、やむを得ないのかもしれません。
未来を想像させるきっかけを作れば、自分で考える力があるはずですから、その後は、子供達の自発的な行動を待ってみましょう。