肉体労働、頭脳労働、感情労働の三つは、同じエネルギ ーを使っている。
上司と嫌なことがあった時も、ゆっくり眠ると嫌な感情が収まることがあるのは、このメカニズムによるものだ 。
寝ても疲れが抜けないような疲労蓄積の第二段階にある人は、何をするにも2倍の時間がかかるという。厳しい環境の中で、普通のことをしっかりとやり遂げていくためには、疲労をうまく管理しなければならない。
肉体も精神もエネルギーはひとつだから、疲労回復のためには、しっかりと休むこと、つまり、何もしないことだ。
頑張ればなんとかなるという考え方は、このステージにある組織には通用しない。長期戦(まずは2年耐えようと筆者はいう)を耐えぬくには、休むことも仕事のうちなのだ。
ちなみに、デスクワークの場合もこまめな休憩が効率を高める。座りぱなしよりは、動いた方が血流が高まっていいらしい。